ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

大きな声は出せなくても

自粛の日々が続いていますね。公演を行っていた人々は、活動の機会が減ってしまいました。一般生活の中でも、ソーシャルディスタンスによって人とのコミュニケーションの距離が遠のいてしまうなど、声もだんだんと使わなく(使われなく)なってしまっているのが現状だと思います。

声を使わない時間が増えてくると、どうしても楽器としての機能が弱くなっていってしまいます。ほどよく使い続けていないと、コンディションを整えるということは難しくなってしまうのです。とはいえ、自宅に防音室があるような人は稀だと思いますし、外で練習しようにも、公民館などの公共の施設も、カラオケ店も、レンタルスタジオも閉まっているので、場所がなくて困っているという人も大勢いることと思います。

そこで、このような状況下でも練習できることを考えたいと思います。まずは、鏡や動画を取って確認するということが、効果的な方法として挙げられると思います。これは平時でもお勧めしている方法ですが、自分の行っていることというのは、案外、自分の頭の中身とチグハグだったりします。自分自身を客観視することによって、その差を埋めていくことにつながると思います。これは特別大きな音は必要としませんので、ご自宅で、しかも夜中であっても近隣に迷惑をかけることなく練習することができると思います。自身の練習に、少しでも役立てていただければと思います。(♭Я)