ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

わからないうちは、自分で考えない、自分で練習しない

レッスンと練習の両輪で回していくというのが、トレーニングの進め方としては重要な日課になっていくと思います。ですが、レッスンに通い始めたばかりの人や、トレーニングそのものに慣れていない人には、自分自身での練習をあまりおすすめしません。もちろん、そのなかでできそうな課題をご提示することはありますが、レッスンで行っていることをそっくりそのまま自分一人で行わないほうがよい場合があります。

自分一人で練習ができるようになるには、それなりの経験と知識、自分自身の特徴やクセの理解などが必要だからです。それなりの理解と対応ができない状態で自分の解釈で練習を進めてしまうと、間違った方向に進んでしまい、結果として遠回りになってしまうこともあります。そのため、自分もそうでしたし、周りの上達の早い人たちの話を聞くと、「自分の練習よりもレッスンの数を増やす」という対応をとっている人が多いようです。

ヴォイトレは目に見えるものではないのでわかりにくいですし、はっきりとした違いを理解したり自分での対応が身につくまでは、ある程度の実地経験が必要になってきます。これを頭で理解しようとしてもできるようなものではありません。それならば、レッスンのなかで何度も繰り返し、体で感覚を覚えてしまうほうが遥かに効率がよいと思います。

レッスン内容を理解し、自分である程度できるようになるまでは、とにかくコンスタントにレッスンに通い、考えずにできる程度まで体に覚えさせるというのをおすすめします。