ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

声について学んだこと

高い声を出したいという人がたくさんいらっしゃいます。声帯は、ある程度の音になると周りの筋肉群と合わせて使い方を変えないとそれ以上の音がでません。使いなれていない、あるいはトレーニングされていない場合、声の鳴りや響きがうまくいかず不安定になったり弱々しい声になったりします。低音の筋肉、高音の筋肉がお互いにサポートしあって、力強い高音、柔らかい低音になります。
海外の音楽セミナーで久しぶりに自分も学んできました。その際にレッスンしてくださった先生(アメリカ人ジャズシンガー)が、おっしゃる話がとてもすっと納得できました。
声帯の筋肉群は低音から高音へ移行するときに、お互いバランスよく使うトレーニングをすることが大切です。
その先生がおっしゃっていたことを、ご参考までに。
「自分にとっては声を出すというのはお金を払うことだと思う。大声を張り上げたり、お酒を飲んで歌ったり、喉を乾燥させたりすることは、大金を支払うようなもので、そういうことをしているとあっという間にすっからかんになってしまう。」
ソルフェージュの大切さも実感しました。基本の練習はやり過ぎということは決してないと思いました。
声を大切に。無理なく少しずつトレーニングしてください。少しずつの努力が色彩豊かで自由な表現に繋がると思います。(♯ё)