ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイストレーニングに関わっている方と、ブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

今日のトレーナーのメッセージ

・舌根と軟口蓋の距離を離すこと
・ブレスを腰のあたりが広がるようにゆったりとること
・体がしぼまないようにしっかりキープすると同時に、息のストップモーションを行うこと
・遠慮せずに声を放つこと
これらの条件が整うと、素晴らしかったです。
曲では、歌詞がつくと口の中が狭くなりやすいので、発声の時のような空間と体を使って喋る練習を行うと良いと思います。(♭Я)

初期段階のレッスン

基本的には初期段階ではどれだけ集中してレッスンに来ることができるかが重要です。自主練習よりもレッスンです。やりかたや指導者の理論さえ分かれば自分でもやれると思うかもしれませんが、それはよほどの強運の持ち主かとてつもない才能があるかです。

ある一定期間をレッスン漬けにして、声の基礎力を高めるために、基礎力の「型」をつくるのです。自分に聞こえる自分の声と、人が聴いている自分の声が違うというほかの楽器とは根本的に違います。その条件の中でトレーニングしなければならないので、客観的な耳での指導がかかせません。

なので初期段階では、自主練の方が多くならないほうがベターです。ダンスやクラシックバレエなどを稽古するスタジオには鏡があります。自分を客観的に見ながら練習するためです。これと同じことは、声の世界ではできません。自分を客観的に見られずに練習することは怖いものです。ある一定期間を基礎の方を固めるために費やせたら、そこから基礎力を武器にさまざまなパフォーマンスの向上が期待されます。

音楽人生を長い目で見たとき、この初期段階こそ最も大切にするべき期間だと考えます。

努力とは

師から言われた言葉の中で忘れられないことばがいくつかあります。その一つが「お前はやりたいことばかりやってきて、苦手なことを克服してこなかっただろう。」というものです。これをきっかけに、改めて「努力」ということを考えています。

私は、師以外からは、努力家だと思われることが多いです。自分でも自分のことを努力家だと思っているのですが、今まで、全然関係ない2人の師に、全く別のタイミングで「お前は怠け者だ」と指摘されたことがあります。それで冒頭の指摘となるのです。

つまり、やりたいこと、得意なことを伸ばすということには没頭するのですが、逆に苦手の克服には取り組まずに、逃げる、見てみないふりをする、というところがあるのです。私自身も、アーティストはゆがんでいたほうがおもしろい、と思っていたフシもあります。

しかし、基本的な技術は平均的にあったほうが使い勝手がよいわけです。月並みな言い方にはなりますが、得意は伸ばし、苦手はコツコツとつぶしていくに限る、ということでしょう。

苦手を克服するには、一日10分で構わないので時間を決めて毎日やることです。私はリズムが苦手なので、毎日簡単なリズム譜をたたく練習をしています。リズムが苦手な人は、一緒に練習していきましょう。

今日のトレーナーのメッセージ

高音は頭の上に響かせると自分では気持ちいい感覚があると思いますが、それだけでは弱く、他人が聴くと鼻歌のようにあやふやな印象になります。もっと前です。丸めたティッシュをナイスコントロールでゴミ箱に投げ入れるようなつもりで、軽く、でも確実に前に投げる感覚です。(♯∂)