ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

工藤静香さん「保ちたい声」

35周年を迎えた工藤静香さんがセルフカバーアルバムを出しましたが、今の声や表現でのアルバムになっているそうです。インタビューでは、「今後、どれか一つ保てるとしたら、声」と明言されていたのが印象的でした。

レッスンからの声

身体を左右に振りながらブレス。肋骨を持ち上げて吸って落としてため息に+して、下腹をへこます。

肺の筋トレ。前屈をしながら肺の空気が空っぽになるまで吐く(5秒くらいかけてゆっくり)この逆の動きで、3回に分けて吸って、吸って、吸って10秒とめる。

おへその上と下を交互にへこませてドッグブレス。

リップロール+「あ」床ななめ下にむけてなげつける。まっすぐ前になげる。下から上になげる。

ドミソミド。いえあえい。ドドミミソソミミド。いいええああええい(おなかを凹ませて言い直す)

フジロックフェスティバル '22

今年も行われているフジロックフェスティバル '22。明日までですが、当日券もあるそうです。

マスク着用については、昨年は義務化、今年は熱中症対策などのために緩和しているそうですが、マスク姿の人が多かったようです。

レッスンからの声

コンコーネ、楽譜を見ながら歌っていると、首が前に出ている姿勢に。それでは、いくらポジションを考えても、声はうまく鳴らない。高い音は特に胸を開いていく。首を前に出さないと言っても、固めるのとは違う。日常生活もスマホを見るときなど、気を付けていく。首を引いてまっすぐにしてから、少し前に重心をかける。

窮屈になりすぎない

芸を極めていくことは、勉強と修練の連続だと思います。しかし、その中で「楽しみ」や「生き甲斐」のような感覚を大事にしながらでなければ、勉強も修練も継続することは困難になります。その結果、芸を極めるという道から逸脱してしまうと思います。

うまくいかないことや苦労することも多いかと思いますが、それでも成長していく自分の姿を思い描き、主体性をもって行動していくことや、苦しさの中に楽しみを見つけながら取り組み続けることが大事になるのではないかと思います。

芸事の上達のためには継続した指導を受け続けることが必要不可欠です。中には厳しい指導者もいるかもしれませんが、自分自身の行いに対して客観的な意見をもらえることは、自分自身では気づき得ない部分への指摘で、それを貰えることはありがたいことだと思います。

指導者からの意見を大切にしつつ、それと同じくらい自分の中でのポジティブに取り組む気持ちとも大事にしましょう。できないことをイメージするよりも、どのようにしたらできるようになるかを考えることです。それがポジティブな視点を持つことにつながると思います。

「きたきた捕物帖」宮部みゆき(本)

日頃、フィクションものはあまり読まない。途中から、肩透かしをくわされた気分になることが多いからだ。けれど、これは一気に読んでしまった。主人公の北一は、冴えない男だ。気が弱い、嘘がつけない、こちらがしっかりしなさいよ!と、声をかけたくなる。それが、なぜか、多くの人に助けられ、事件が解決していく。続きを読まずにはいられない、こんな気持ちになるのは、書き手に力があるからだろう。歌でも、こんなふうに、聞かずにはいられないみたいな、吸引力があると、素敵だと思う。

今日のトレーナーのメッセージ

跳躍の部分は滑らかに歌えるようになってきました。

次回も体の使い方、息の流し方を勉強していきましょう。

 

次回のレッスンまでに2点。意識して練習しましょう!

・胸を開くこと

・首が前に出すぎないこと(♯Δ)