ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

できるだけ声を出そう

緊急事態宣言で、皆さん苦労されているようで、平時に比べて声を使う機会が極端に減ったという人がとても目立ちます。そして、衰えてしまっているのではないかと不安に思っている人も多いようです。

声というのは、使い過ぎても使わな過ぎてもよくないものだと思います。程よく使い続けることで、声としてのベストパフォーマンスを出しやすくなっていくものではないかと思います。とはいえ、このような事態のなかでそんな理屈ばかりを言っていても何にもなりません。ですので、少しでも今までの感覚を思い出し、維持しやすくする方法を考えたいと思います。

例えば、歌うことや表現としての語りなどの声を使うこと以前に、今までよりも「会話」そのものが減っていたとしたら、できる限り誰かと会話をするように心がけてみましょう。その際に元気にハキハキとしっかり声を出して会話をするとよいと思います。声をしっかり使って人とコミュニケーションをとるということは、声そのものを磨くことにもつながりますし、心身の健康維持という観点からもおすすめです。