ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

歌い手として実践している健康法

ハードな仕事が増えてきているのも実際ですが20代のころのようにいつでも元気いっぱいというわけではありません。やはり回復が遅いです。睡眠不足だと翌日はやはり疲れがとれません。そして、パワーだけでは高音は出しづらくもなってきています。しかし、発声そのものは若いころよりもずっと効率よく歌えている。結果的に仕事が増えている。しかし回復が遅い。というなんとも言えないジレンマを抱える日も少なくありません。そんな私が日常実践している二つの健康法を紹介します。

一つ目は有酸素運動です。一日の平均は10000歩程度でしょうか。多い日で20000歩前後です。車や公共交通機関を使わないでいける場所は基本的に歩いています。そして、朝、起きたときにおこなうゾンビ体操と呼ばれる有酸素運動です。医師の池谷敏郎氏が考案した体操ですが、4分半の運動で約10分のウォーキングと同じ運動量ということです。毎朝8~12セットを行っています。

これらを行って歌うのとそうでないのとでは声の出が全然違います(個人的感覚)。海外の歌手の中には本番前に水泳をしたりマラソンする人がいますが、同じような感覚かもしれません。

二つ目は16時間断食です。ほとんどの夕食を20時まで食べ終わり、翌日は12時以降に一食目をとっています。1週間に一度位は一日一食の日も作っています。このやり方は減量のために使う人もいますが、私の場合は消化器官を休ませるという意味合いが強いです。長く声を維持するということは、長く動ける身体であるということともリンクしていると考えています。そのためにも常に何かを消化しつづけるのではなく、消化器官を休ませる