ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

声と省エネ

日本人の声というのは、欧米人と比較すると、どうしても貧弱に聞こえてしまうと思います。それは、大げさなものを嫌う傾向にあったり、「察する文化」、「もてなす文化」などの文化的なものが影響していると思います。

日本語そのものが口を開かなくても(口腔内の空間を十分確保しなくても)しゃべることができてしまうという特徴も影響していると思います。そして、日本語の母音の数が少ないのもその原因の一つかもしれません。

欧米人と比較して貧弱に聞こえてしまう私たち日本人の声を改善していく上では、日常よりもハイカロリーなトレーニングを心掛けることが必要です。特に、声が弱々しく聞こえるという方や、遠くからや雑踏の中でもしっかり聞こえる声になりたいという方は、日常よりも相当ハイカロリーな状況に慣れていくことです。もちろん、これは我武者羅にやればいいというのではなく、使うべきところをしっかり使って成立するものです。そして、このハイカロリーな状況に慣れてきたら、今度はオーバースペックにならないようにペースを調整するように心がけていくと、自分自身をコントロールしやすくなっていくと思います。コンパクトにまとまらず、必要なエネルギーはしっかり使い、それでいてオーバースペックにならない状態というのを見つけていきましょう。(♭Я)

今日のトレーナーのメッセージ

舌根を下げるということは喉の開きに連結します。日本語は舌根があがりやすいので違和感があるのは仕方ないかもしれません。しかし、今日頑張って喉を開けることができたので高い音が安定して出るようになりました。今日の感覚を大事にしてください。(♭Σ)
 

今日のトレーナーのメッセージ

鼻腔のお話しました
気にしすぎず楽しみながら声を出してみてください
時々、そういう意味なんだと理解できたらいいかなと思います
来年は鼻腔からの響きのことなどまた新しいことと
基礎練習をがんばりましょう(♭Ц)

今日のトレーナーのメッセージ

軟口蓋を上げたときに喉、肩、首を固くしないように気を付けましょう。使う筋肉は軟口蓋の周りだけと認識しましょう、今日は特に口を横に引かずに唇を寄せて使って、口を縦に開けるようにして練習していただきました。(♯β)

自分のやるべきことを整理して考える

レーニングの過程では、メニュの中で、どうしても両立が難しい部分というのが出てくると思います。それを両立させなくては、その先の課題へ進めないという場合もあります。このような場合、トレーニングを行っている側からすれば、どうすればいいのかパニックになることもあるかもしれません。そんな時にどのようにして乗り越えていけばいいのか考えてみたいと思います。

まずは、「最優先課題は何なのか」ということです。今、最も重要に行わなければならないことが何かということを心得ておけば、大きく脱線することはないと思います。次に「最優先課題を維持しつつ、次への課題へつなげていけるか」ということです。そのためには、やはり、最優先課題について、いかに慣れるかということがとても重要だと思います。このように順序だてて考え、取り組むことができれば、自分の課題を明確に持つことができ、パニックになることも抑制できると思います。

自分自身の成長がなかなか実感できないという人がいたとしたら、最優先課題にどれだけ向き合えているかを考えてみてください。実はやっているつもりで、ほかのことに意識が向いている場合があります。ゆるぎないテクニックを身につけるために、自分自身と向き合い、課題とどのように向き合っていくかを考えれば、おのずと道は開けてくると思います。(♭Я)

今日のトレーナーのメッセージ

朗読は、構成がよく考えられていてよかったです。技術としては、母音から始まる際に息が止まらないようにすることや、(前後の関係性を出すために)持ち上げるように提示してお腹でキープすることをやっていただきました。(♯∂)

今日のトレーナーのメッセージ

強くを1回やり、普通を3回やり、強くを1回やる。これを1セットにして、一日3セットやるようにしてください。自分の体調に合わせて変えてもらってもちろんかまいません。またリズムの練習をしましょう。(♭∴)