多くの人のレッスンへの臨み方を客観的に見ていて、確実に成長していけるような人とそうではない人とで、技術力「ではない」部分における「差」の部分が大いに関係しているように感じます。例えば、体調不良を除き、できる限り休まずにレッスンに出席することであったり、やむを得ず休む場合は連絡を欠かさないなど、出欠に関わる部分では自分自身の課題への取り組み方や周りの人との関わり方などに影響を及ぼします。
また、課題から逃げようとせず、目標を設定してしっかりと向き合い、克服していくためにどの程度真剣に取り組もうとしているかということも、とても大切なことだと思います。このようなところに丁寧さがあらわれるように思います。この丁寧さは、ご本人の音楽性や課題への取り組み方、関係者とのコミュニケーションなどと密接な関係があるように感じます。
よくない意味での「適当」や「いい加減」と思われないような、誠心誠意を込めた立ち振る舞いというのは、自己の成長にとても大切なことだと思います。昔から「心・技・体」という言葉があるように、メンタル、テクニックと体が組み合わさって、初めてことを成すことができるのではないかと思います。自己の成長のために、改善できる部分があれば改善に努めましょう。
