ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

今日のトレーナーのメッセージ

今日のレッスンは、発声とコンクールで歌うを曲を歌いました。
前回より、とても良くなってきました。素晴らしい!
首の後ろを開くような感覚で歌う時が自由に歌えていたので、その方向で。
伸び伸びと楽しく歌ってきてください。気持ちを乗せて!!!(♯Δ)

今日のトレーナーのメッセージ

・口の中の空間が狭くならないこと
・ブレスの後、体がしぼまないようにしっかりキープすること
これらの条件を大事にできると、素晴らしくなっていきました。
イタリア語の発音も少し細かく行いましたが、発音を味方にできると、より歌いやすくなると思います。(♭Я)

コーラス部で合唱

2ヶ月ぶりにコーラス部で合唱しました。声を揃える楽しさに感激でした。

そして、自分が周囲にとても気を使って声質や音量を調整していることにも気付きました。全体のバランスをとり美しく響かせたいと思う自分のスタンスは変えないで行こうと思いました。(ZZ)

意識する部分を変化させる

ヴォイストレーニングを受けている人、また受けようとしている人にとって、意識する部分というのは、「声」や「音程」という人は多いのではないかと思います。

ヴォイストレーニングは声を磨くことではあるのですが、時として、声や音に執着しすぎてしまうと、思わぬ落とし穴にはまって抜け出せなくなってしまうことがあります。

レッスンの過程としては、レッスン中や練習中、そして自身の本番に至るまで、自分の声を気にしない、確認しないということを徹底することがあります。

気にしないようにしていても、自分の神経のどこかが声の方向を向いてしまうような状態になることもあるかもしれません。そのような状況に陥りやすい場合、フォームや体の感覚、音楽的なことなど、声へ執着してしまう道から離れることが必要とされることがあります。声を気にしすぎてしまうと、無駄な力が入ったり、コントロールが不自由になったり、結果的に出てくる声が不自然に聞こえるケースが多いからです。

この客観的な感覚と、主観的な感覚のミスマッチに気づくことは、困難です。意識する部分を、意識的に変え続けること。この気持ちを強く持つことが必要ではないかと思います。習慣づいたものを変えることは困難です。ぜひ、強い意志で自分自身と向き合ってみてください。

今日のトレーナーのメッセージ

下顎が上がらないよう気をつけたとのことでした。その時に、口の中の上顎の筋肉がドームのような形でしっかり安定できたので声も安定して出ていたと思います。曲では、画面モニターで確認していただきながら、ほうれい線やお鼻の横の筋肉をしっかり使っていただきましたら、ガリッという音は全くなくなりましたね。(♯β)

声まね

「声の訓練」と思うと、どうしても自分が声を出す部分のアウトプットの部分にフォーカスが当たりやすくなるのですが、自分自身の耳を養うことも、声を磨くのと同じくらいとても重要なことです。世の中にはありとあらゆるジャンルの音楽があります。歌い手も役者も声優も噺家もたくさんいます。その作品は千差万別、十人十色です。ですので、何がよくて何が悪いという価値観ではなく、それぞれのどの部分にどのような印象を持つかなどという視点で、たくさんのデータを自分の中に持っておくとよいと思います。

やがてそれは、声の印象だけではなく、音楽性や芸術性、表現の研究など、いろいろなことに結びついていくと思います。自分自身の声や表現を変えていくときに、その蓄積されたデータと比較し、自分の目指す方向へ進めるためにはどのような部分を参考にすればよいのかという研究作業が必要になると思います。

レッスンの中で変化を求められることがあったとしても、「求められているのは、例えばこんな感じかな。」などというレスポンスができないと、自分自身の向上の歩みを止めてしまうことにつながりかねません。選り好みせず、たくさんの音楽や声に触れてみてください。それはできるだけ録音ではない「生」のものが理想的だと思います。