ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

書いてみる

ヴォイストレーニングを受けていると、呼吸、共鳴、音域、支え、筋肉、姿勢などさまざまなアドバイスを受けると思います。そしてそれが時には前回と真逆のことを言われたり、全然違うアドヴァイスを受けることもあるでしょう。

例えば、息を吸うのは口からか鼻からか、息を入れるのにも、背中、腰、お腹などさまざま言われるでしょうし体を使うのも、お腹、腰、背中、首、頭などさまざま言われることがあると思います。このようなときに頭で考えすぎるとよくありません。自分なりにノートなどに図解でまとめてみてはいかがでしょう。

言われたことを全てやろうとすると余計な力みにつながったり、トレーナーの説明を違う方向で理解してしまうことがありえます。

どんな状態や音域、母音の時に言われたアドバイスかを理解するために見て理解することも大事です。書いてみることで、トレーナーのアドヴァイスを思い出して冷静に分析できたりトレーナーのアドヴァイスを聞き逃さないようにする習慣が生まれます。

研究所は複数トレーナー制です。自分の声をそれぞれのトレーナーがどう指導していくかをまとめていくと、それぞれのトレーナーの特徴や指導時の目線などが見えてきて、レッスンを受ける時に役立っていくと思います。(♭Σ)

今日のトレーナーのメッセージ

口内炎で大変そうでしたが
そういう時にこそ気付けることもあります
口の中で舌がどう動いているのか少しわかったと思いますので
これも経験として発見を大切にしてください(♭Ц)

今日のトレーナーのメッセージ

の中のスペースを日本語の話声のような狭いものにせず、空間を保ち、表情筋でしっかり引き上げて、口蓋や口の構を縦にして音を作るように心がけてください。一番いいのは理想とする歌手の音声をマネすることだと思います。そして、微細な違いは録音しながら、またレッスンで指摘される声を聴き比べて習得していかれるといいと思います。(♯β)

今日のトレーナーのメッセージ

自分自身が、凛々しく且つエレガントに見えるような立ち姿を心掛け、その状態で発声すると、程よい状態で声が出ていました。
この感覚をベースにしてみるとやりやすくなるのではないかと21日思います。(♭Я)

今日のトレーナーのメッセージ

技術面では、息を強く長く吐く力をもっとつけていきましょう。高い声になったときに響きを体から離さないように。
応用面では引き続きフレーズを重ね方を考えていきましょう。(♭∴)21ページ

基礎体力

ラソン選手が走る42.195kmを普段運動しない人が走れと言われても、なかなか難しいと思います。徐々に走れる距離を増やしたり、続けていくことでその距離を走れる体に変わっていきます。筋肉や呼吸も変化するでしょうし、脳の伝達や思考も変わってくるでしょう。「まだ5km」と「もう5km]では感覚が全くちがうと思います。

声も同じです。音域を広げるトレーニング、声量を増やすトレーニング、共鳴を鍛えるトレーニングなど、すべて最初は「できる」ことよりも「なれる」ことが重要です。いきなり100点とることを考えるとかえってうまくいかないことが多いです。続けていくうちに身についてくる基礎体力があります。

たとえその瞬間できてもそれは「できた」ことにはなりません。それを持続できる技術と感覚を身に着けるためには基礎となる声の体力が必要です。

さまざまなプロのスポーツ選手や音楽家、将棋の棋士なども何時間という稽古に毎日耐えるだけの体力があります。しかし、プロの人たちは耐えているのではなく当たり前になっている人が多いと思います。トレーニングそのものが当たり前になるところまで持っていけるといつの間にか技術そのもののレベルもあがっていると思います。(♭Σ)

新刊「ヴォイストレーニング大全」のお知らせ

本日、発売になりました。

「ヴォイストレーニング大全」(CD2枚付 リットーミュージック刊 福島英 2,970円)
ヴォイトレの総集編、決定版として、テキスト(280P)にCD2枚付(ことば編/歌唱編)です。
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リットーミュージック https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3118317119/

詳しくは、新しく設けたヴォイストレーニング大全専用サイト http://www.bvt.co.jp/new/taizen/ を合わせてお読みください。
ここに、研究所トレーナーや読者、このテキストに関する最新情報を連載していくつもりです。(トレーニングでの使い方の詳しい解説が載せてあります。)

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今日のトレーナーのメッセージ

今日は、コンコーネをしっかり歌いました。2曲とも歌うと体力もいりますね。両曲ともテクニックの難しさがありますので根気よくレッスンしていきましょう。(♯Δ)

今日のトレーナーのメッセージ

滑らかに歌っているつもりでも、時折無意識のブレーキがかかっています。止まらず声を流し続ける方が体の負担は軽くなります。声を前に出す為に、8歳ぐらいの子供になったつもりで練習してみると効果的です。21ページ

今日のトレーナーのメッセージ

曲の練習を行いました。まずは大きなフレーズでとらえ、音程もただしく流れるように歌えたら、次は言葉の単位で丁寧に歌っていきましょう。キーワ-ドになる単語を心を込めて特別丁寧に歌うといいと思いました。(♯β)