これまで多くの人々のレッスンをさせていただいてきて、著しく上達していく人、緩やかではあるが上達し続けている人、なかなかスムーズにいかない人など、数々出会ってきました。もちろん個人差があることは充分承知の上ですし、ほとんどの人はスピードの差はあれど進歩し続けています。しかし、極端にわけた場合、なぜ「著しく成長していく人」が生まれるのでしょうか。その特徴と思えることが見えてきていますので、書かせていただきます。
一つ目は「アドバイスを素直に受け取れるか」ということです。アドバイスされている内容に対して、言われた通りのことを素直に受け取って行っているか、それとも自分の考えや他で得た情報を混ぜ込んでアドバイス通りのことを行っていないかで、必然的に出てくる結果は変わってきます。疑問や質問は適宜行い、アドバイスを湾曲して捉えないようにしましょう。
次に「絶対的な熱量と練習量の差」です。「上手になりたい」「今の自分を変えたい」と心底思っているのであれば、練習時間を増やしたり、参考となる歌い手を研究したりと、自分の声と向きあう時間が増えるはずです。能動的かつ受動的であればよいのですが、受動的でしかない場合、自分自身に対するセンサーが成長していかないので、全体的な成長も期待できなくなってしまうでしょう。今回は大きく2点を取り上げましたが、とても重要なことだと思います。素直さと熱量をもって真摯に取り組んでいれば、自ずと結果は変わってくるはずです。