ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

「とわの庭」小川糸(本)

目の見えない少女が主人公。母と2人で家に閉じこもり暮らしていたが、ある日突然母が出て行ってしまう。その後何年か1人で暮らし、やがて保護される。

保護された後は周りの助けにより自立して生きていく。

保護されるまでの前半部分は母とのいびつな関係や育児放棄など心がざわついたり、やり切れない気持ちになりましたが、後半は周囲の人や盲導犬との出会い、そして太陽の光、木々や、草花などの息づかいに支えられて力強く生きる姿に人間の力、自然の力のすごさを感じました。

ただ、盲目の少女がなぜ誰にも発見されずに1人で生きられたのかが不思議です。