ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

与えられた課題に集中する

人というのは、常日頃全く同じ状態でいられるというのは難しいものです。そのため、日によってコンディションというのは大なり小なり異なるものだと思います。日常的にトレーニングを続けているような人や、一週間のうちに何度も同じトレーナーのもとでレッスンを受けられているような人は、多少ブレ幅は少なくなりますが、それでも全く同じ状況を維持するというのは、それなりの経験と研鑽が必要だと思います。そのため、レッスンで取り扱う課題は、その時の状況に合わせて適切な状態にさせていけるよう、変化させることもあります。

ですが、例えば、「この音までで止めてみましょう」とスケールの途中で一旦止めるというお願いをしているにも関わらず、その先にどんどん進めてしまうことが、続くというようなことがありました。レッスンメニュは、状況に応じて適切なものを提供できるように考えています。それを無視して自分のやり方で進めてしまうのは、レッスンの意味をなさないし、時間ももったいないと思います。

レッスンというのは、自分一人ではできないことを、客観的な立場で指摘してもらう場であり、それを活用して強くなっていくものだと思っています。自分一人の世界に入り込まず、一緒に改善していきましょう。