ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

イチローに学ぶ

イチローが引退しました。ファンの一人として本当に残念です。引退記者会見の中から特に参考になると思われることを2点あげておきます。記者会見そのものを見たわけではなく新聞記事に目を通しただけで、今手元に置いているわけではないので、私のとらえ方として参考にしてください。

1.「私の選手として最高の時期は、ヒットが打てなくなってから今引退を決意したこの時までだ。外面的な結果が出ている時に必ずしも自分として誇らしいわけではなかった。結果が出なくてもその努力と試行錯誤が一流だったと思う。」つい外からの評価をうのみにしてしまう。我々音楽家は、人生の多くの時間を練習に費やし、しかも脚光が当たることは少ない。自分として努力できている、先に進めている、そういう感覚があれば、「引退」しなくてもよいと個人的に思っている。

2.「大谷は素晴らしい選手だ。彼は世界一の選手にならなければならない。」なかなか人の成功を素直に応援できないものだ。一流は本気で仲間を応援する。私は自分が受からなかったオーディションに友人が受かれば嫉妬してしまいます。小澤征爾も若いころ他人の方が先に有名になって嫉妬して「嫉妬は絶対にいけない」と父親から戒められたとのことです。応援しましょう。友人の成功を一緒に喜ぼう。(♭∴)