私の大好きな小川洋子さんの小説。いつもは読んでいてホッとするのですが、この小説は怖かったです。1つずつ様々なものが消滅し、最後は人間の体の一部も消滅していく。一度消滅すると人々はそれについての記憶がなくなる。消滅に抵抗する人は秘密警察に連れて行かれてしまう。
私たちも日々何も考えずに生きていると、知らないうちに大切なものを失い、それがあったことすら忘れてしまうという警告かと思うとドキッとしました。
私の大好きな小川洋子さんの小説。いつもは読んでいてホッとするのですが、この小説は怖かったです。1つずつ様々なものが消滅し、最後は人間の体の一部も消滅していく。一度消滅すると人々はそれについての記憶がなくなる。消滅に抵抗する人は秘密警察に連れて行かれてしまう。
私たちも日々何も考えずに生きていると、知らないうちに大切なものを失い、それがあったことすら忘れてしまうという警告かと思うとドキッとしました。