ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

歌レッスンの感想 Y

基礎発声:Ga, Ge, Gi, Go, Guを構成音に、低音域から中音域までを丁寧に繰り返した。
コントロールエリアのつなぎについてレクチャー。
低音域から中音域へ、そして高音域へ。
支えと響きの間でコントロールエリアをどうつないで行くのか。
自分はこれまで、ただひとつのコントロールエリアを縦方向に進捗させ ていくのが、発声パフォーマンスをする者のもっとも正しいやり方なのだと勝手に思い込んでいました。
ですから、2つ、あるいは3つのコントロールエリアを持ってもいいのだ、という先生のレクチャーは青天の霹靂に等しい衝撃がありました。開闢しそうです。
しかもその上、この4年間の成果が出て、低音域では大きく伸びたとおっしゃって下さったことは、ひとつの確たる自信につながりそうです。なにがどうであれ、低音は負けないよ、という思いが、今や自分のパフォーマンスの底支えになるのかもしれません。
まともに歌える楽曲なら、すべてキーをひとつかふたつ落としたいほどです。
きっとそれが個性になるでしょうから。
また、中音域の鍛え方として、ナポリターノを提示していただいたことは、うれしかったです。
自分の好みがまさにそこですので、楽しんで練習ができる上、レパートリーが増える喜びがあります。
今月のレッスンはひとつの区切りとして記憶に残る時間となりました。低音域のさらなる拡充と、中音域へのナポリターノ的取り組みです。(SK)