1975年にアメリカでヒットしたこの曲は日本でも「そよ風の誘惑」という題名が付けられ、ヒットしました。
自分は最近になって初めて聴きました。
表向きは恋人を気遣うような文言ですが、真意はどうやら作者からストレスフルな現代人への問いかけと労わりのメッセージではないかという気がしてきました。
悔やまれるのは、もっと早く原曲を聴いていたら、自分はウツ病にならずに済んだかも知れないし、この曲を唄うことで英語にももっと親しめたかも知れないことです。
サビの部分を訳すと、
「あなたは心地良さを味わったことはないのですか?それも心の奥底から。」
「あなたは幸せを味わったことはないのですか?あなたの心の歌を聴くことで。」
「あなたは他の誰かを元気付けてあげたことはないのですか?」
となりますが、さらに自分なりに意訳すると、
「心の奥底から心地良くなりましょうよ。」
「幸せとは他人に見せるものじゃなくて、自分の心の声を素直に聴けることであって、だからこそ誰かの力にもなれるんですよ!」
という意味に受け取ることができ、これは作者の優しさであると思います。
唄い手のオリビアさんは一度は乳がんを乗り越えて復帰しましたが、2年前の2022年に再発したがんのためこの世を去りました。
生前は歌手活動の傍らがん研究センターの設立に尽力するなど、最後までがんと闘い続けた、優しさと勇気を備えるアーティストでした。