ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

「揚羽蝶が壊れる時」小川洋子 (本)

祖母に育てられた主人公だが、その祖母が認知症になり施設に入ることに。認知症の祖母の奇怪な行動を見るうちに、祖母は正常で、異常なのは自分かもしれない、と思うようになる。普段私は自分の側が正しいし普通だ、と思いがちだが実はそうでもないのかもしれないと思えてきた。

「正常と異常、真実と幻想の境界線なんてあやふやで、誰にも決定できるものじゃないんじゃないか」という言葉がとても印象的でした。