12月12日リットーミュージックより、「ヴォイストレーニング大全」が発刊されます。これは、声とことばと歌唱についての基本テキスト（CD2枚付）で、研究所としては、はじめての歌唱サンプル音源CD付の教材となります。
今日のトレーナーのメッセージ
声が裏返るとのことでした。横隔膜や肋骨を広げる前に歌い始めないようにしましょう。息を吸い、体を広げて、口を縦に表情筋をしっかり使って開けてしっかり準備をしたうえで歌い始めましょう。（♯β）
今日のトレーナーのメッセージ
中音域は、勢い余って声帯を絞め過ぎないように、気を付けましょう。（♭Ξ）
今日のトレーナーのメッセージ
これからの課題は、息をたくさん使うことと、高い音では響きをもっと上に集めることです。
トレーニングとしては1.普通の強さで息をブラさず一定に吐く（ｓか口笛）2.強く長く（「ふー」かｓ）
表現としては、フレーズのつなげ方を意識してみてください。(♭∴)
常識の変化
ここから書くのはあくまでも私の主観です。私が学生時代、多くの先生方から言われたのは「ブレスは鼻から、音を立てないで、顔は口角を上げて笑顔で、ブレスはお腹に入れて、丹田を意識して…」などでしょうか。これは古今東西、多くの教育現場で言われていることだと思います。
しかし、YouTubeなどで黄金時代と言われた1940～1970代の人々のフォーム、表情などをみてみましょう。胸は息でパンパンに膨らんで、息の音など鮮明に聞こえてきます。喜怒哀楽それぞれに表情があり、口角をあげなければ声がでないということはありません。
これは、私が若い頃、海外の公演の合唱の仕事で、黄金時代に活躍したコッソットというメゾ・ソプラノ歌手と同じ舞台に乗った時の話です。後ろから、横から見るコッソットは、吸気で肺や胸郭が大きく広がり、ブレスの音はとても大きな音を立てていました。
現在では声の世界でも歌っているときの体を内視鏡やMRI、超音波などで、体の中を見ながらの研究が行われています。これまでは「声は見えないもの」という前提で感覚の話が多く使われてきました。しかし、声の研究も進み、これまでの常識が少しずつ変わってきています。
我々、ヴォイストレーナーも自分の感覚だけのものから、現在新しくわかってきた体の使い方などを学び続け、アドバイスできる引き出しを増やし続けなければいけないと思っています。（♭Σ)
今日のトレーナーのメッセージ
息漏れが少なくなり声に密度が増してきましたね。とてもいい傾向だと思います。今の方向でトレーニングしていきましょう。体は疲れると思いますが喉への負担が少なくなってきていますので以前よりも頑張っていないのに声が豊かに聞こえます。（♭Σ）
今日のトレーナーのメッセージ
「投げる動作」は、感覚よりも一歩遠くへ踏み出すと、身体を良い状態に持っていけます。動作が間に合っているので、（当然の流れで）音へのアプローチも俊敏になりとても良い取り組みでした。（♯α）
今日のトレーナーのメッセージ
喉は酷使せず、いたわり過ぎず、うまく育てていきましょう。ただし、喉痛には、敏感に対処しましょう。（♭Ξ）
今日のトレーナーのメッセージ
オクターブの跳躍では声帯は細く長くなりますのでこの動きを阻害しないようイメージの力も用いて練習すると効果的だと思いました。（♯β）
今日のトレーナーのメッセージ
発声の部分としては、舌と軟口蓋の距離が接近しすぎないように保てると、声に余裕があるように聞こえました。
この練習としては、シンプルに発音できる状態になるといいと思います。(♭Я)
ラグビーワールドカップ
ラグビーワールドカップの決勝が行なわれ、研究所近くの「HEDGEHOG」（ビアバー）や「 An SOLAS」（アイリッシュパブ）では、たくさんの人々がモニターで観戦し、盛り上がっていました。
今日のトレーナーのメッセージ
曲を聴いて覚えたときに、物まねをするのでなく、その曲のエッセンスだけをとって、あとは自分のもので勝負してください。
伴奏がない時に、アカペラで音楽をわかりやすく伝えられるように。(♭∴)
