ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

外側の喉頭筋群のストレッチについて、教えてください。

運動する前に体をストレッチするのと同様に、歌う前や歌ったあと、日常的に喉頭の筋肉を柔らかくするためにもストレッチの習慣をつけてみましょう。

ただし、手で強くマッサージするのは禁物です。細い筋肉がたくさん(20本以上あるそうです)入り組んでいる部分ですので、自己判断で首の周りをマッサージしてしまうと、簡単に筋肉を損傷してしまうそうですので、ゆっくり温めて、繊細に扱うことが大切です。

簡単なストレッチをご紹介します。

・甲状軟骨(喉仏の場所)を、舌根の上下運動と連動させて、上下にゆっくしストレッチします。

舌根が下がり甲状軟骨も下がるときは「ア」、舌根とともに上がるときは「エ」の母音で声を出してみます。

ゆっくりと甲状軟骨を引っ張っている筋肉をストレッチすることをイメージしながら行います。

・あくびしたまま(口は閉じてもかまいません)、

ゆっくりゆっくり右を向いて5秒キープ。

再度あくびをしたまま逆の左を向いて5秒キープ。

ゆっくり行うことがポイントです。

声の立ちあがりの速い人、遅い人、筋肉や体の癖はさまざまです。声が出しにくいなと思ったら、無理をせずゆっくりストレッチすることからはじめてみましょう。

(♯ё)          

レッスンの効果

当初ボイストレーニングを受ける動機の一つであった、「声枯れ」の問題は大幅に改善されたと思います。「音程」のほうは、まだまだですが、自主トレーニングを続けていきたいと思っています。
声の可能性に挑戦して、「朗読力up」を目標に頑張りたいと思っています。「音程の問題」は「共通語アクセントの問題」、「出だしの音」などに関連しているのではないかと思います。(IG)

歌のレッスンの感想

.身体のある部分に偏って力が入っていることを指摘していただき(顎、手首など)、身体の一部を動かしたり歩きながら、均等にバランスをとりながら行ってみて、少し違いを実感したように思います。
レッスン中には、違いを感じられます。日頃からの練習になかなか時間がとれないことが多いですが、少しでもやれるよう心がけたいです。(RR)

名芸男子

声楽とコントのコラボ、瀬戸市のイベントで偶然聞こえてきた歌声に耳をすますと、「千の風にのって」(声楽)だった。思わず足を止めて、聞き入っていると、コントが始まった。そのあとで訪れた工房で、瀬戸焼は陶器と磁器の融合から生まれたという話を聞いたのは偶然だったろうか。(IG)

日本の合唱事情

皆さんも一度は音楽の授業などで合唱にふれたことがあると思います。合唱という文化は世界各地にありますが日本では独特の発展をとげています。
幼稚園からはじまり、学内で合唱コンクールがあり、部活動としても、サークルとしても、社会人でも、年配向けの生涯学習のような形でもとても多くの人が合唱にふれています。そして各世代、地域で合唱コンクールなどもあり、それぞれが競い合っているのが現在の日本です。一概に趣味の一環と思われる合唱も、地域や団体によってはそれを生きがいにしている人も多く、数十年の歴史をもつ団体も少なくありません。
特にコンクール強豪団体、強豪校になると外部からヴォイストレーナーを委託したり、地方では東京からヴォイストレーナーを年に数度招いてレッスンしていることもとても多いです。
私自身も様々な地域の様々な団体に指導にいきますが、趣味の範囲の人から、仕事は生活の糧、人生は合唱のような人までたくさんの人々とお会いできます。
吹奏楽なども同じですが、この分野の将来は一般にではアマチュアと呼ばれる皆さんの熱意でもっていると思わされる毎日なのです。(♭Σ)

歌のレッスンの感想

息を吐くようにした
息を媒介にして声を出している
息が進まなくなると舌・顎が硬くなる
ゆったり息を吸って
身体を使って息を吐くことが大事
低いラまで出ている

3つの音を1つのフレーズで
一筆書きしているイメージで
漢字の「一」を書いて
行ったり来たりしない
乱暴に出すつもりで
思い切って出す
行ってしまえ~という感じで
きれいな紫陽花を見て
山の方に向かって

顎を下げて
口の奥は「オ」
頭の中で発声モードにならないで(SI)