ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

「青い壺」有吉佐和子(本)

ある陶芸家が作った青磁の壺が、贈り物、盗難などで様々な人の手に渡り最後に陶芸家の目の前に現れる、という話です。

13の短編からなり、登場人物の年代や家庭環境、職業は多種多様。青磁の壺は必ずしも物語の中心とは限らないのですが、思わぬところで登場し存在感を示し、また世の中の繋がりを感じられます。

青磁の壺は物なのにまるで生き物のように人の心に入り込むところが印象深かったです。