ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

歌のレッスンの感想

1.の発声練習(ドレミレド)

2.アエイオウの発声練習(ドレミレド
顔の筋肉を大きく使って発音する。
発声するうちに腹が上下左右に広がってゆくように意識する。
4.隣り合うフレーズに強弱の差を付ける。
音楽や歌は、演じられてゆくうちに成長してゆく、即ち、紆余曲折を経ながらもテンションを上げ続けてゆくもの。
但し、サビの前で、一旦腰を落ち着けて低音を響かせるように仕切り直すことも必要。
「歌が聴き手に元気や感動を与える」ことの意味、それは、演じられてゆくうちに成長してゆく過程にこそあることがわかりました。(YD)

トレーニングの重要性と休む重要性

以前年間300回のトレーニングを行うということを書きました。これは現在も継続して行っています。これを続けながらも、正反対のことも書いてみたいと思います。
ここ数年、声楽家として、ありがたいことにとても多くの本番を踏ませていただきました。オペラ、コンサートの舞台でソリストとして年間週十本。そのほとんどを第一バリトン歌手という立場で歌わせていただいています。しかし現実問題、本番が増えるということはその稽古も増えてきます。特に主役級が増えてくると稽古を欠席することはできず一日3時間の稽古が3本なんて日が当たり前のようにきます。一日1000ページ近い音楽に触れるということです。
そうなってくるとかえってトレーニングのやりすぎは、喉への負担を増やすことにもなりかねません。オーバーワークになるのです。どんなにいい発声をやろうとも喉は疲弊します。マイクなしで一日9時間近く歌い、人の声を聴くというのは、決して喉への負担はゼロではないのです。
しかし、これまでのトレーニング、レッスン、本番の経験から疲れや喉の消耗、声の雰囲気で自分の喉のダメージはなんとなくわかりますし、カヴァーする方法も身についてきました。
市販の薬で済むレベル、病院に行ったほうがいいレベルも感覚でわかります。
つまり、声をだすことが本職になった時にはトレーニングと本番、そして喉を休ませることも重要になってくるのです。そこに向かうまでは、トレーニングとレッスンで自分の状態を少しでも引き上げ、自分の限界を知ったり、そこを超えていく作業が必要になります。年間300日トレーニングするということは決して間違いではないと信じています。しかし、それが本職になった時には自分を守ることも重要になります。(♭Σ)

歌のレッスンの感想

レ、ミ、ファの音程を下から取る時がある。音を探らないようにする。
中音域を体で支えるようにしたら、低音や音域も安定してきている気がします。「中音域を体の支えで取れるようになると、音域が上にも下にも広がる」という意味が何となく分かってきました。(SW)

今日のトレーナーのメッセージ

継続は力なりですね
マの発声になったり、歌ったりになると急に首が出てきてしまいます
腹式のときと同じように姿勢を気をつけて練習してみましょう
ヴィの時は息を上に飛ばすようなイメージでやってみてください
caro mio benも歌だと思い過ぎず、まず発声の延長線上と捉えてやってみましょう。
良いリラックスと力まず、使うべき筋肉を使うということに意識をもって練習してみて下さい。(♭Ц)

声のレッスンの感想

1.基本は脱力と支えの二本立て
2.緩んだまま息を吐く感覚を感じておく
ウォームアップを組んでいただいてとても嬉しいです。
ストレッチをするときに息を吐くようにしております。声も身体もとても心地よいです。(SN)

体調管理をどうするか

気温の温度差があると、気をつけているつもりでも、体調を崩してしまうことも少なくはありません。予防策としては、食事によるしっかりとした栄養管理と十分な休息ですが、それも難しいのが現実だと思います。
体調を崩した場合、市販薬などを飲みながら、自力で治そうとする人も多いのではないかと思いますが、自分の過去の経験上、一番早いのは、病院へ行き、医者に診てもらって、症状にあった薬を出してもらいながら、栄養価の高い食事をとるなどの栄養管理と、無理せずに休息とることを心がけるなどの合わせ技が、最も効果的なように感じます。市販薬では効果も様々ですし、効き目が薄いと感じて飲む薬をコロコロ変えてしまう場合、本来の効き目も弱くなり、十分な効果を得られない状態になってしまいます。副作用などの問題もありますので、自分で判断せずに、専門家に診てもらうことをお勧めします。(♭Я)