ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

今日のトレーナーのメッセージ

歌に必要な体の筋肉がしっかり使えていて、とても良かったです。クレッシェンドするときや、あと一歩踏ん張りが欲しいとき、ピアノなどの重いものを持ち上げようとしながら声を出す練習をしてみて下さい。力の使い方が分かります。(♯∂)

今日のトレーナーのメッセージ

口蓋のあげ方がとてもよくなってきたと思います。さらに喉の奥、舌根をもだらんと脱力して下げるように意識してみましょう。最初の4小節はミクロの視点で、音符と音符のつながりをどう歌うか、次のところからは息をよく流して大きな流れを作って歌うと、対比が素敵だと思いました。(♯β)

今日のトレーナーのメッセージ

ハミングはいい感じでした。その要素を他に活かしたいです。先の音に対するイメージ、意識をつけていきましょう。もう少し体を使って発声できますように。(♭й)

言葉さばきの問題

アナウンサーの人の訓練の様子や、アナウンススクールなどで教わる内容として、「口形をしっかり動かして、言葉を喋る」というものがあるようですが、声そのものの訓練と考えた場合、この練習を行うことによって、かえって声が出しにくくなってしまったり、声をのものが磨かれにくくなってしまう場合があります。
「口形をしっかり動かす」という訓練は、楽器としてある程度磨かれた状態の人には応用できると思いますが、そもそも声があまり出ないような状態の人がその訓練を行ってしまうと、口は動いても声があまり届かない状態であったり、滑舌が悪く聞こえたりという状態になることもあります。
順番としては、まず、声をしっかり出せる状態を作ることが最優先だと思います。声が出しにくい人の特徴としては、口があまり開かなかったり、開いても横開きで口の中がつぶれた状態になっていることが多いように感じます。そのため、まずは口を縦に開き、言葉によって口形を変えすぎない、少しモゴモゴしたような状態で、声そのものをしっかり磨いていくことが重要だと思います。(♭Я)