2024-05-10 「 神童」谷崎潤一郎(本) 08)おすすめアーティスト・作品 小学校の頃から成績優秀で、漢詩や哲学書などを読みこなし、神童と呼ばれていた少年。中学入学と同時に奉公に出され、勉強以外の世の中のことを知り、様々な欲望を抱く。そして自分のこれまでの生き方に疑問を感じる。小説はそこまでで、少年が将来どうなったかはわからない。神童がどうなるかと楽しみに読み進んだので、途中の挫折は少しがっかりしましたが、わき目もふらずに学問の道をまっしぐらに進むより、より深みのある人間になるのではと感じました。