ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

小さな空間よりも広い空間をイメージする

レッスンや練習のときに実際に使う部屋というのは、大豪邸に住んでいるなら別ですが、どうしても広さに限りがあると思います。ですが、小さな空間に合わせて練習することをメインにしてしまうとコンパクトになりすぎてしまい、実際に本番の空間で充分に実力を発揮することが難しくなってしまいます。理想としては、ときどき広い空間を持った施設を借りて練習したり、本番の数をこなして実際の空間のイメージを体得することができるとよいですが、なかなか難しいと思います。

そのような場合、普段の練習の段階からできるだけ広い空間、とりわけ、ホールなどの具体的なイメージをもって、それに対応できるように練習していくとよいと思います。そのためには、いろいろな会場に足を運び、視覚的にも体感的にも広さや空間のイメージの材料を得ておくことです。日本人は特にコンパクトにまとめがちですので、自分の楽器の特徴を十分に活かせるための空間のイメージというのを、大事にしてください。