私が、自分自身を成長させていくうえで欠かせないものは、実地では「レッスン」、「練習」、そして、本番などの「集客した上でのステージ上での演奏」だと思っています。この3点はセットであることが望ましいと思っています。
自分にはない新しい感覚を取り入れ、自分を客観視するための「レッスン」、レッスンで学んだことをなじませていくための「練習」。ここまでがセットであるということは何となくおわかりいただけるかと思います。
これをより実用的にしていくためには、現場での実体験が必要となります。ホールのような広い空間、お客様がいる前での演奏、共演者と組み立てていく作業など、レッスンや練習だけでは得ることのできない実用的な技術は、たくさんの本番を経験して、乗り越えてこそ身についていくものだと思っています。
「劇場が歌手を育てる」という言葉があるように、最終的にはたくさんの本番を経験して得られる技術を身に着けられるとよいですね。そのためにも日々のレッスンと練習をしっかり活用して、絶えず己と向き合い続けることが大事だと思います。
