うつで失職して以来、二度とうつを再発させたくないために就職もせず、起業を考えておりましたが、就職による職場での人間関係の悩みがない分、就職の場合とはまた違った「全てが自己責任」というストレスが予測され、どんな起業ネタを考えてもなかなか実行できず、うつ病みに起業は無理なのだろうかと悩み、半ば諦めかけていたときに本書に出会いました。
うつ病にとっての悩みは、人と直に会うことを苦痛に感じること、体調の良いときと悪いときのムラがあることなどである一方、元来真面目で手抜きができないために仕事には手を抜かず、最高の品質又は完成度の仕事をしようとするところなどの利点もあるため、うつの起業は以下のように進めれば良いと著者は考えました。
1.他人にとっては面倒臭くても自分にとっては面倒臭くないこと(自分が本当に好きなこと)で起業し、
2.人と直に会わなくても商材を買ってもらえる仕組みを作り、
3.体調の良いときに精一杯働き、体調の悪いときにはしっかり休む。
こうして、著者は対面のないネット上で難関大学受験のための学習指導をする「ネット学習塾」で起業し、同業者を圧倒してゆきました。
自分の起業のヒントになればと思い、精読中です。