ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

コロナ禍でのレッスンの重要性

コロナ禍となり、1年半が経過しようとしています。この間、マスク着用が常態化し、会話などの機会も随分と減りました。こうなると、どうしても衰えてくるものが「声」です。もともと日本人の声というのは、欧米人に比べるとか細いのが特徴ですが、それに加えて、このシビアコンディションですから、ますます声が小さく弱々しくなってしまっているように感じます。ワクチン接種が進みつつあるとはいえ、マスクなしで人とコミュニケーションが取れる生活に戻るまでは、まだまだしばらくの時間が掛かってしまうと思われます。

もともと声が小さいとか弱々しいと感じる人や歌うことや話すことで声をもっとよいものにしていきたいと考えている人は、この現実を受け入れ、たゆまぬ努力を続けることがとても大切になると思います。今のこの時期に衰えてしまっていることに気づかずに何もしないでいる人は、とても危険な状態だと思います。

声を自由に使えない時期だからこそ、意識して訓練することや客観的なアドバイスを得ながら改善していくことです。この時期にどれだけ訓練したかが、自分の価値を高め、他者と差をつけることにつながっていきます。感染防止の対策をしっかり行いつつ、自分の歩みを止めない努力を積み重ねていきましょう。