季節の変わり目は、体調を崩しやすいですね。誰にでも体調の悪いときはあります。「あれ、声を使いすぎたかな」、「高い音で無理したかな」、「ただ疲れているだけかな」、いろいろと考えます。そこで、無理は禁物です。思い切って休んだり、この機会にいろいろ本を読んだり映画を見たりするのもいいでしょう。
クラシック音楽も聞いてみましょう。クラシック音楽にはたくさんの名曲があり、歌のあるなしにかかわらず、必ず得るものがあります。休むときにリラックスして聞くのか、勉強として集中して聞くのかは意識してわけるとよいでしょう。
私の場合、休みとして聞くのは、当面、やる予定のない歌付きの曲を聞きます。（やはり歌が好きなので。しかしオペラは仕事なので休みでは絶対聞きません。）ミサ曲やレクイエムの宗教歌曲をよく聞いています。最近聞いたのは、バッハのロ短調ミサ、ベートーヴェンのミサ・ソレムニス、フォーレのレクイエム、マーラーの大地の歌など。そして勉強としては、逆にピアノやヴァイオリンの楽器の音源を聞きます。フレーズをどう作るか、息や声量の制約がない分、フレーズに特化して聞くと得るものがあります。おすすめは、バッハの無伴奏チェロ組曲、伴奏なしでチェロだけで弾く曲です。弾き手によってだいぶ弾き方も変わり、おもしろいです。
