ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイストレーニングに関わっている方と、ブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

日常の範囲からの脱却

歌・芝居・語りなどさまざまな分野において、それぞれジャンルは異なると思いますが、人前で表現するという意味では共通している部分があると思います。日常生活では当たり前のように行われているリアクションですが、これが人前で表現するとなった時にそのままの規模で表現すると、声も内容もコンパクトに見えたり聞こえたりする場合が考えられます。必ずしも、リアクションを大きくすればいいというわけではないのですが、表現するエネルギー、魅せるエネルギーというのが弱いと、第三者には伝わりにくく感じてしまうのではないかと思います。声をしっかり届けなければならないという理由で、声ばかりを頑張ってしまっても無理が生じやすくなってしまうと思います。

では、どのようにすればリアクションを大きく見せることができるのかということですが、本来楽譜の歌詞に書かれていない部分(つまり休符の部分や、前奏・間奏などの歌っていない部分)や、自分のセリフではなく、相手のセリフの部分や、自分のセリフの句読点やフレーズの変わり目など、自分自身が発している最中ではない部分でどのようにアクションをとるのかということが大事になると思います。

このような部分というのは、通常だとブレスの時間に充てることができたり、人の芝居を受ける部分になると思います。この部分でどのようなコミュニケーションをとるかやブレスの色をどうすればいいのかということを大胆に魅せていくと、結果としてリアクションが大きく見えるようになっていくのではないかと思います。(♭Я)