ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイストレーニングに関わっている方と、ブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

胸の響き

私は胸の響きが声の基礎であると考えています。胸の響きそのものを否定される人もいますが、 多くの日本人にとても欠けている部分だとも考えています。声のレッスンでいきなり共鳴の部分にいくのは、喉への負担の軽減、音域(特に高音域)への拡充のためには効果的です。

長い目で見たときもっと前に鍛えておくべきトレーニングがあると思うのです。台詞や話す声をしっかりとクリアに発声すると胸が響きます。ここの響きがない声は薄い声といってもいいです。

例えばマリア・カラスが歌うUna voce poco faという歌の動画を聴いてみましょう。低音をしっかりと胸に落としてしっかりと鳴らし、そのまま高音域までいきます。マリア・カラスの声が苦手という人もいると思うので、ミレッラ・フレーニが歌う Donde lietaの動画も聴いてください。日本人では中々聴けない低い喉で、胸がよくなる低音域をだしています。

フレーニのマスタークラスなどの動画をみると彼女も響きの話を多くしていますが、すでに喋っている声が喉が低くよく鳴っています。日本人とは前提条件がちがう声の響きと思えます。

話す声自体が胸によく響き、喉が低い声の人が歌で響きを考えるのと、喉も高く、声も鳴らない我々が胸の響きを考えないのはスタートから違います。まずは、しっかりでる台詞の声から鍛えていくといいと思います。

(♭Σ)