ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

ベルティング

私がベルティングの発声を習ったのは3年前です。ポップスでも使われるしオペラでも使われる、オペラの場合はあまり教育機関などでは教えない、劇場などで声を飛ばしながら覚えていくと言っていました。高音や劇的な表現でこのベルティングを使うと効果が高いということです。

凄いテノール歌手が聴かせるハイCはベルティングの要素が必要だと。そしてポップスでもホイットニーヒューストンやマライア・キャリーなどがベルティングを使って高音を出しているとも言っていました。

ベルティングは喉や声に危険という言われ方をされることも多いですし、それは否定できません。多くの人が「強い地声で高音をだす発声」ととらえがちですが、必ずしもそうではありません。呼吸と呼吸の圧迫からくる発声をタイミングで出すものです。パワーや音量で出すものではないということです。このタイミングを見失うとただの吠える声、叫ぶ声になってしまい喉への影響は悪いですが、適切に決まった時には劇的な音楽効果をもたらします。

ただし、決して一人ではやらず指導者とともに行うことをお勧めいたします。(♭Σ)