ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

「山小屋ガールの癒されない日々」吉玉サキ

一年の半分を山小屋の仕事をして暮らす、という、生き方があることが新鮮でした。著者の働くきっかけが、山が好きだから、ではなく、こんな自分でもできるかもしれない、というところから始まったということで、読む気持ちになりました。気取らない文章が、特殊な社会や人間関係の濃さを、たんたんと伝えてくれます。その集団の中にいるけど、どこか客観視しているというか。よく、役者さんは演じている自分と、それを見ているもう一人の自分がいると言いますが、ちょっと似てるかな、と思いながら、電車の中で一気に読んでしまいました。(KR)