ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

文字からどれだけの情報をイメージできるか

ことばのレッスンをされている方と、芝居の台本や朗読の原稿から「どれだけ多くの情報をイメージできるか」ということをできるだけ行うようにしています。これは、場面の整理と登場人物の気持ちの整理を行うということが含まれます。これらは、「声」とは一見、何の関係もなく思えるかもしれません。
しかし、ただ棒読みするだけよりも、これらの整理を行い、気持ちを込めて読むことによって、声も表現もしやすくなることがあるのです。ただ文字を追うように読むだけなら、黙読すればいいだけの話です。読んで人に聞かせたり、セリフとして演じながら人に伝えるということは、それを表現する人のイマジネーションが必要です。難しいように感じるかもしれませんが、これらは、今まで自分たちが経験してきた「喜・怒・哀・楽」や日常にあふれている様々なことに目を向ければ、難しいものではありません。日常生活のあらゆる現象や気持ちを、表現するときの題材にしていきましょう。(♭Я)