ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

発声の癖

発声も、体の動かし方と同じように、人それぞれに癖があります。大きな癖から小さな癖まで、家族の発声の癖や、地域の発声の癖(方言の影響)など、さまざまなものが組み合わさっています。回りの人からの影響で、悪い癖がつくことはあまりないようですが、自分の思い込みや悪い習慣で、発声にとってあまりよくない癖が、ついてしまうことも、あります。
例えば、「ハスキーヴォイス」や「だみ声」です。最近は、あまり「だみ声」は聞かれないので、知らない人もいるかもしれませんが、ガラガラ声に近い感じの声です。風邪や声の使い過ぎで荒れてしまった声帯が、完治していないのに、声を無理に使い続けてしまうことで、形成されてしまう発声の悪い癖です。治すのはほとんど無理かもしれないというほどの癖なので、癖になる前にくいとめるのが最も肝心です。声帯が荒れてしまったら、声を使わないというのも、可能ならば悪くはありませんが、喉を脱力して、喉に無理をさせないというのも、ひとつの方法です。(♭Ξ)