ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

あくびの効用

昔から、あくびをするときのような喉で、歌うということは、よく言われてきましたが、実践している人は、あまりいないようです。「口の中を広く」とか、「喉をあけて」など、口から喉までの空間を、より広くするように指示するアドヴァイスはよく耳にしますが、実際にはどうしたらよいかわからない人のほうが、多いようです。それは、その人なりにがんばってあけているつもりでも、余りあいていないということが、原因なのでしょう。
そこで、あくびです。あくびをしながら、口の中や喉をよく観察してみるとわかると思いますが、これほど効率よく、口の中から喉までの空間を無理なくあけることができる方法は、なかなかありません。しかも、自然にできるということが、ポイントにもなります。口の中や喉を、もっとあけるように注意をされている人は、毎日頻繁に、あくびをする練習をしましょう。その時に、楽に大きく、口の中や喉をあけることを意識していくことが大切です。そうすれば、近い将来、口の中や喉が、楽にあけられるようになるでしょう。(♭Ξ)