ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

体・息・声の連携

私がレッスンの中で大事にしていることは、自分自身という楽器をつくるということと、その楽器の扱い方を理解するということです。既製品の楽器であれば、楽器屋さんに行けば手に入りますが、声を使う人の場合、もともと持っている楽器の元となる部分を組み合わせていき、それらを自在に扱えるようにしていく作業が必要不可欠です。これらを行うために必要なこととして、「体・息・声」を連携させることを大事にしています。これらがバラバラの場合、なかなか思うように扱えないのですが、連携するトレーニングを積んでいくと、徐々に変化していきます。
たかだか、息を吸ったり吐いたりするだけでも、いつもと同じように行うのと、しっかり体を使って行うのとでは、雲泥の差となります。自分自身もそうですし、人がよく言う感想としては、「お腹と背中がくっつきそうなくらい絞り出す感覚になる」、「疲れる」、「運動しているような感じで暑い」というようなものがあります。それだけ息を吸ったり吐いたりするって、大げさに行うと大変なんです。それくらいのキャパシティに対応できるように自分自身を磨いていけると、いずれ、大きな成長を迎えることができると思います。(♭Я)