ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

起こっている現象を理解する

トレーニングを積んでいく上で切っても切り離せないのが、「自分の行動を理解し、改善に結びつける」ということです。特にヴォイストレーニングにおいては、ほとんどの事項が無自覚のうちに行なっている行為なので、それを自覚することが改善へ向けての第1歩になります。わかりやすい課題としては、口の開き方や姿勢などを、鏡を見ながら自覚するという課題です。本人としては最大限口を開いているつもりでも、トレーナーから「まだ足りない」と指摘されていたら、実際にはあまり開けていないことが多いのです。意識と現実にギャップが生じているのです。その部分を埋める作業が必要不可欠です。このギャップを理解し、対策を打つことが改善に繋がります。自分も散々経験しましたが、自分でやっていることは、初歩のうちは、所詮やっているつもりでしかならないのです。
現実と向き合い、現象を理解し、改善に向けた策をとる。これが本当の意味での勉強でありトレーニングであると思います。このようなことが、トレーニングの内容を身につけさせるために効果的な方法であると思います。(♭Я)