ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

呼吸をどのように扱うか

呼吸というのは、人間が日常的におこなっている現象であり、生きるために不可欠な現象です。その為、無意識におこなわれていることがほとんどであり、呼吸について深く考える経験を持つ人は、おそらくかなりの少数派だと思います。しかしながら、発声やお芝居などでは、この呼吸をより自在に扱えるように訓練をつむことで、大きな味方になるのです。 そのためには、呼吸の許容量を増やすことが必要です。許容量といっても、単純に吸う量を増やせば入る量も増えるというわけではありません。それも含めて、「どうすれば、無理なく、たっぷり吸えるようになるのか」ということをトレーニングとしてつんでいくことで、声や表現に応用しやすくなります。最初のうちは焦らずにゆっくり長い時間をかけて、できるだけ深い位置に到達するように吸うことを心がけるところから始めるといいでしょう。 ポイントは「焦らないこと」です。これに十分慣れたら、息だけで喜怒哀楽を表現できるような練習を取り入れてみるといいでしょう。このような手法が発声のみならず、表現も手助けしてくれることに繋がると思います。(♭Я)