ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

歴史は繰り返す

オペラ(大部分を歌で演じる)という形式が誕生したのは1600年前後と言われています。日本では関が原の戦いがあったころです。
基本的にオペラは歌手(ソリスト、合唱)、ダンサー(主にバレエ)、伴奏(オーケストラ等) で行いますが1600年よりもっと昔1500年代初頭までは一人の人物が歌い、踊り、台詞も喋るというスタイルが一般的な舞台芸術でした。言ってしまえば今のミュージカルに近い感覚かもしれません。
しかしその後、歌手やバレエの専門性が発達して1597年にオペラの最初の作品の初演が1581年に記録が残っている完全なスタイルのバレエの初演が上演され現在に続くわけです。
日本のポップスを見てみると80年代以前の歌手はほぼその場から動かずに多少の身振り手振りだけで歌うことが多いように感じますしその後のアイドルも現在ほどのダンスではありません。
現在を見てみるとアイドルやジャニーズがプロ顔負けに踊り、歌い、演技します。歌手とダンサーを別けているのはEXILE位ではないでしょうか。
最近のポップスを見てみると全体的にオペラとバレエが分かれる前のパフォーマンスを全部行う状態の歌手やアイドルと、それをあえて別けているEXILEの違いが面白かったりしますし私からみるとジャンルは違えど、同じようなことを繰り返す歴史的な面白さもあるのです。(♭Σ)