ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

「2015年を振り返って」

今年もあと1週間ですね。
この1年間、発声や歌を勉強してきて、皆さんはどんな1年でしたでしょうか?
目的、目標はさまざまだと思いますが、研究所でのレッスンが、少しでも皆さんの身になっていることを願います。
私も研究所のトレーナーとして皆さんのレッスンをしていく中で、色々と学んだ年になりました。
長年レッスンを続けていて毎回お会いする方、新しく入会された方、振り替えなどで一度だけお会いした方など、多くの方と出会いました。
研究所に通っている方は、初心者の方からプロの方までいらっしゃいますが、その経験や年齢にかかわらず、受講者の方をレッスンすることで、トレーナーとして自分に欠けていることは何か、また、どんな伝え方をしたらこのレッスン時間が有意義なものになるかなど、日々考えさせられることがあります。
また、皆さんとのレッスン時間で、自分自身の歌に関しての気づきもあり、逆にこちらが皆さんから良い影響をいただいていると感じることもあります。
また、皆さんが提出してくださるレポートで、励まされたり、反省したりもしています。
ついつい夢中になり、無意識のうちにきつい言葉を投げかけていることもあるかもしれません。
傷ついてスタジオを後にする受講者の方もいらっしゃるかもしれませんね。
もしそんなことがあったらごめんなさいね。
言葉は良くありませんが、憎らしくて、とか、イライラして、とかそんな気持ちでみなさんに強く伝えているわけではないのです。
研究所を通してたとえ30分でも私と時間を共有する、これはご縁だと私は思うのです。
そのかけがえのない時間、私の経験したこと、思ったことを一つでも持ち帰ってもらえたら、心に留めてもらえたらいいなと思います。
レッスン時間は皆さんの時間です。
ただ黙って言われるまま、指示されるままの受身でいるより、何が分からないか、どう思ったか、どうしたいかなど、遠慮なく伝えてください。
2016年、皆さんとのレッスン時間がより一層有意義なものになるよう、私自身も精進していきたいと思っています。
また来年、お会いしましょう。
良い年でありますように。