ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

歌手、俳優、声優にかぎらずパフォーマンスや芸術を志すものは「なぜ自分は表現の道を選んだのか?」と問い続けるものですか。

時折問うことは大事かもしれません。最初はかっこいいから、楽しいからなどの理由から始める方が多いと思いますが、長く続けているとそれだけではない自己実現と関わる内面的な問題と関わってくると思います。
「昇華」という言葉が、私は好きです。これは、過去や日常などの人の抑圧された欲求などが芸術的な感性をもって社会的に達成されることです。芸術家はその芸術を鑑賞する側の人たちと共に「昇華」するのが私は理想だと思ってます。とくに歌手、俳優などライブでお客様と空間時間を共にする演者はその瞬間にお客様と「昇華」することが大事ゆえにお客様への想いも大切になってきます。技術だけではないのです。極論を言えば、その瞬間の感性(センス)が技術を上回ることが多々あります。
お客様への「想い」がなくても成立することも充分ありえると思いますが、常に私は「何の為にこの仕事を選んだのか?」を問うていきたいと思ってます。(♭Д)