ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

「ことばのレッスン」

声優志望、俳優志望、司会者、アナウンサーなど、専門分野で活躍している人(または目指している人)だけでなく、接客や事務仕事の電話応対などで必要な人、地方の訛りをとりたい人など目的は様々です。
そのなかに訛りをとりたいと言ってことばのレッスンを受けている人がいます。
家族全員が標準語で話す私からすると、田舎の方言や訛りはとても温かく味があって聞こえるので、うらやましい限りです。
それでも、その方々は口々に「標準語のイントネーションで話したい」と言います。
地方出身者がどんな思いで言葉のアクセントを直しているか、もともと標準語圏で生活している私にはなかなか想像できにくいことではありますが、身体に染み付いたその地方の言葉(イントネーション)を直すのですから容易ではない様子が、レッスンからも伝わってきます。

・レッスンの録音をとって何度も聞き返し、録音に重ねて一緒に正しい発音をする(シャドーイング
・テキストに、間違えた箇所が一目で分かるよう色分けするなどして書き込む。また、音の高低を矢印などで表す
レッスン時、直したところを復唱するだけでは、そのときはできていますが、また時間が経つと忘れてしまいがちです。
正しいイントネーションで話せる日が一日も早くやってくるよう、上記のような「オリジナルな一工夫」を何かすることをお薦めします。(♯Å)