ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

人に対する接し方

最近よく感じるのですが、人に対して冷たい、さらには無礼な人が巷に増えてきたと思います。具体的にどのようなことかというと、たとえば、駅で電車を待っているときに整列していても、平気で横から割り込んでくる人や、ぶつかったり足を踏んでも謝らない人などなど、ずいぶんとモラルが低下したもんだと感じます。これは態度について述べましたが、言葉という意味でも共通していることがあります。たとえば、客と店員という設定で、どちらにも有り得ることですが、「何を言っているのか聞き取れない」ということはないでしょうか?これは発声上の問題もあるかもしれませんが、一番大事なのは、「ちゃんと相手に伝えようと思って喋っているか」ということです。面倒くさそうに接客している店員だと「決まりだから仕方なく声を発するか」というのが見え見えな人もいます。その場合、「〇〇円です」や「〇〇円お預かりします」などという言葉が本当に聞き取れないのです。また、「お箸はご利用ですか」などの問いかけに対する客側の答えも、適当に返したのでは伝わりません。どちらもはっきりと意思を伝えることが必要なのです。これはそもそも、人に対する思いやりが欠けているから起こる現象であると私は思います。相手に何を伝えたいのか、しっかり伝える意思を持って話しかけましょう。(♭Я)