ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

自分では気づかない、遠回り

たまにトレーナーの指示を自分なりに解釈しようと考えて、結果的に、あさっての方向に進んでしまう人がいます。
今までレッスンの中で取り入れてきたことをやっているようなのですが、トレーニングは生ものですので、常に変化し続けます。その当時に必要だったことを、今やろうとしても、今は別の課題があったりするものなのです。例えば、薬などでもそうですよね。大病をした時に、最初は強めの薬を出してもらうと思いますが、徐々にその後の症状に合わせた内容になっていく。強い薬を続けて使用すると、却って副作用を起こしたりする。状況に合わせた処方が必要なのです。
上達が早い人をみると、持論よりも、今言われていることに必死に喰らいついてきます。だから伸びるのだと思いました。もしも、わからないことや疑問に思うことがあれば、トレーナーに投げかけて、すりあわせをしていきましょう。生徒さんとトレーナーの考えていることは、必ずしも一致しません。なぜなら、自分自身では無いからです。自分の考えの中だけで進むことは、自ら遠回りを選ぶことに繋がります。
疑問に思うことは遠慮なく質問し、自分の悩みが少ない状態を作りましょう。そして、考えを柔軟に持ち、自分の変化に対して臨機応変に対応できるゆとりを持ちましょう。(♭Я)