ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

歌レッスンの感想

かつてのように大勢の人から期待されるわけではなく、知った顔ばかりの小規模でのライブを何年も繰り返していますと、デザイアと呼べる衝動がなくなってくるものです。
このなかで、気分的に浮いたり沈んだりしながらも、野性のモチベーションを保つことが最大の課題です。
ただ、不思議なもので、それでも声を出すことを続けていると、声の方から次のステージを夢想させてくれるようなことがあります。
もうだめかもしれない、と思いながらも、続けていれば成長する点もありますし、これからの日々の緩い大きな曲線のなかで、ゆったりとした道も見えてくるものです。
そのような意味では、基礎発声をいっしょにやっていただけることは初心に戻れる良い機会ですし、低音と高音の引っ張りがあからさまに時間差となって出てくる以上、再びの筋トレというテーマも見えてきます。
より良いライブをやる。
モチベーションをいつも生々しく。
本当のことを言うと、目的はそこにつきます。
それに従って細かいことがいろいろと出てくるのでしょうが、心がまず大事。
やはり、語りと歌唱の融合を自分のものにして、それを一流と言われるレベルまで上げていきたいです。それだけです。(SK)