ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

歌レッスンの感想

1.基礎発声 Ga, Ge, Gi, Go, Guで低いソから高いミまで、
胸からの音を意識して繰返し。
マの音で、声量をおさえてロングトーンぎみに低音から高音まで。
ハミングで、低音から高音まえ。
歌唱「詩人の魂」日本語とフランス語を混ぜて。
「低い声域のブロックと、高い声域のブロック。
それをどう肉体的に意識してつなげていくか」
「今後、声による世界をどう創っていくのか」
2.低い声域時のブロックと高い声域時のブロックをどうつなげていくのか。
地声のままこれが自然とできるなら悩みはしないのですが、残された時間がそう長くはない今、やはり意識的にとらえた方が良さそうです。
どんな表現も、偶発性に頼るよりは確信があるだけいいのだと最近自分もわかってきました。
あいまいになりがち、肉体にまかせがちな表現については、自己責任というものがきちっとあれば、ふわふわとした可能性と時間に丸投げするより、よほどいいのではないか、と思うのです。
「詩人の魂」、ただおのれの肉体を通して歌っているだけで、そこにはハンドルもクラッチも付いていません。どうハンドルを切り、どう加速するのか。
それを自分で意識的にやらないで何の産物なのか。
3.声ひとつ、歌ひとつ。
それも、本来なら自分でデザインしていかなければならないこの人生の一片。
ただレッスンを受ける、漠然とうまくなればいいよな、ではなく、
あらためてもう少し意識をもって望みたいと思います。
この研究室に通わなければ、曲の数々を知ることもなかったはず。
感謝しております。(SK)