自分がテノールかバリトンであるか否かという選択をするときに声質や音の高さだけで判断するトレーナーは危険だと思います。実際の高さや声質は喉がしっかりと開いてきて初めて分かるものだしパッサッジョがどこにあるかで変わるわけですから、喉があくという技術を体得するまで声種を判別などできるわけがないのです。
喉が開いてくるというあいまいな技術のためにトレーナーも生徒も根気のいる作業を強いられます。しかしこれができたときには生 徒の声はそれまでよりもより大きく、より深く、より響くようになっているでしょう。喉をあけてしっかりと声を鍛えてください。
(♭Σ)