ヴォイトレレッスンの日々  

ヴォイトレに関わっている方とブレスヴォイストレーニング研究所のトレーナー、スタッフの毎日をとりあげていきます。

「『朗読』オーディション」報告 レッスン効果

ホールで、譜面台とマイクを使用して行いました。リハーサルで、舞台から200名入るスペースに向いたとき、練習の時にはまったく使わなかったマイクを使うか否か迷ったのですが、ちょっと不安でしたので。
袖から中央まで息と準備を整えながら歩き、正面をむいて客席をZに見回して、客席の顔のみえるワークショップの発表会のときとは違う暗い客席に一瞬とまどい、けれど客席の緊張感のある雰囲気にうながされて読み始めました。客席の集中力と自分の緊張感とのせめぎ合いの中を読み進める感じでした。物語の中の、「方向」や「空間=空のイメージ」は自宅の部屋よりも広いホールの方がつかみやすい感じでした。そして、5か月近く練習したことはあっというまに終わってしまいました。
感想を下さった方は、なぜか、私の声が気になったようでした。
そして、後から友人が送ってくれたうれしく・素敵な感想もって報告を終わります。
「堂々として、朗読、よかったですよ。切なかった。命を削って生きた、宮沢賢治の人生観が素敵でした」(AW)